以前、洒落でつくた「ワイン通ぶり度」のチェック表を、一部改訂、Twitter用にアレンジしてみました。
(Twitter用は140字制限あり、多少割愛しました)
お察しのとおり、全て自分が辿ってきた道でして ( ← Twitterではフォロワーから即座に同じツッコミ入りました!)、所謂、「あるあるネタ」として(もしくは深みに嵌る前の他山の石として)楽しんでいただければ幸いです。
思い当たる方とは、かなり仲良くなれそうです。
レベル1: 「バッカスは静かに忍び寄ってくる。」

漫画やドラマの「お洒落作品」に感化される。
レストランでのお食事の際、妙にワインに詳しい友人のスノッブな態度が少し鼻につくも、どこか憧れもする。
友人へ誘われるがまま、仲間同士のワイン会や公開セミナー等に顔を出すようになる。
この頃は、居酒屋やカラオケ屋のワインでも全く気にならない。
むしろビールやサワーではなくお洒落なワインを選んだ、自分を褒めて上げたい。
「ワインは翌朝残るんだよねぇ(二日酔い)」といい、通ぶる。
その根拠の多くは、ワインのアルコール度数が日本酒並に高い事を忘れ、
健康志向で日頃飲んでいるビールと同量のワインを飲んでしまった経験によるもの。
レベル2 :「とりあえず、ワインスクールへ通ってみる。」


多彩なワインをテイスティング。始めは貪欲に勉強するも次第に居酒屋感覚へ。
職場や友人達に、テイスティンググラスに僅かに注がれたワインを飲み「Ch.XXXXXのYY年飲んだ!」と言って、通ぶる。
ワインスクールでは何故かテーブル毎に業種同士で固まることが多く、航空関係、金融関係、飲食関係、等、固定化し交わることが少ない。
少ない男子は確かにモテるが、女子同士の微妙な関係に消耗させられ、ワインの味わいどころではない。
レベル3:「呼称資格認定を目指す。」



楽しむよりは覚える為にワインを飲む。覚える内容が増えるにつれ、目つきがおかしく、挙動不審に。
特徴の取りやすいソーヴィニョン・ブランをブラインドで当て、鬼の首を取ったかの如く賞賛を浴び、通ぶる。
勢いに乗じて、勉強会と賞する友人同士の飲み会でスケジュール帳がいっぱいに。
(レベル2 に観られた業種別グループの溝は、より顕著に見受けられる。)
前年度合格者が神に見え、やたらと「問題を出せ」とせがみ、ちょっとウザイ。
「バッカス」が「疫病神」へと変貌を遂げる時期。
因みに、ソムリエ資格者を「栓抜き」、ワインアドバイザーを「売り子」、ワインエキスパートを「カモ」、等と呼ぶと酷く怒られるので、注意が必要。
レベル4:「呼称資格認定合格後の凱旋。」




丸暗記した知識の裏付け期間。
「呼称資格認定」の試験勉強で得た知識を羅列して、通ぶる。
電話帳並の厚みがある教本から得た知識は、金科玉条の如し。
レストランやデパートのワイン売り場へと繰り出す、その勢いは「道場破り」そのもの。
特に、売り場での無料試飲における上から目線の発言には、喝采を贈りたい程である。
しかし売り子のオバチャンに上手く煽てられ、予算以上のワインを買わされていることに気が付かないお茶目な一面も。
既に「疫病神」は「貧乏神」と進化を遂げ、「予算」という概念をワインから取り払われている場合が多い。
かっこよく通ぶって買ったワインは、エチレンガスと脱臭剤が日夜戦いを繰り広げている
「冷蔵庫の野菜ボックス」という名の戦場送り。
レベル5:「趣向の細分化の始まり。」





主体的なワイン購入癖の初期段階であり、舌よりもお財布の大きさが決定要因時期。
まだ症状は軽度、引き返せる時期でもある。
5000円前後のブルゴーニュにやたら詳しい。(ワイナートやワイン王国の評価点にもやたら詳しい)
格付け3級以下のボルドーやクリュ・ブルジョワを飲みまくり「今、格付けの見直しが行われたら間違いなく●級に匹敵するな」とか言って、通ぶる。
更に、国産ワインやニュー・ワールドも触手を伸ばし始める頃。
「パリ事件」を引き合いに出し、ニュー・ワールドの「コストパフォーマンス」を語り、通ぶる。
しかし、そのC/Pの評価基準となるフランスワインへの想いは断ち切れず、少し卑屈に聞こえることもある。
ヤフオク・楽天オークションのチェックは欠かさない。
ワインセラーを買おうか、迷い始める頃。
レベル6:「情報過多期。」






舌よりも「目と耳(情報量)」でワインを味わう時期。(ワイン・マスコミによる餌食時代)
パーカー・ポイントに踊らされ、日々の食費を削り、グラン・ヴァンのお尻を追っかける。
同時にクレジットカード(借金)で数万単位のワインを買っても、気にならない「麻痺症状」が顕著に表れる。
この時期になるとシャンパーニュ熱も併発する可能性が高い。(感染時期は何故か12月に集中)
「シャンパーニュはコルク収縮を防ぐ為に立てて保存するもの」という強迫観念により、ペルチェ式ワインセラーを持ちながらも、コンプレッサー式冷蔵庫の飲料棚にコーラや牛乳パックと伴に保存。
レコルタンを通ぶって飲むが、「ブラン・ド・ブラン」と「ブラン・ド・ノワール」の違いをブラインドで言い当てるのは、正に丁半博打。(面白い程に裏目に出る)
レベル7:「ワインオタクの目覚め。(有名ワイン中心)」







ピンポイントで攻めたいエリアに嵌りだす。もしくは特定の品種へ執着する。
同時に、海外のワインガイドを原文で読み、造り手や評価を再度猛勉。
現地で修行されたシェフのいるレストランへと、何かの答えを求めるが如く頻繁に通い始める。
ネット酒屋のWEB文章やメルマガに踊らされるがまま、大量のグラン・クリュを抱え、通ぶる。
既に馴染みのレストランが数軒あり、渾身の1クリックで入手したワインを持ち込む先にも事欠かない。
ふと、友人の数よりも、手持ちのワインの本数が多い事に気が付き、こう呟く、
「ワインは人を裏切らない・・・」と。
レベル8:「ビオ&地場品種への目覚め。」








突如、「自然派病」に犯される。
発酵が止まらないワインや強烈な澱臭がするワインを「体にとって美味しいワイン」と妄信し、その味わいに満面の笑みを浮かべながら、通ぶる。
(本当に体の事を考えるなら、アルコールの摂取を止め、水を飲むべき)
聞いたことの無いようなマイナー品種への蘊蓄も忘れない。
愛飲するワインは体に優しくても、化学調味料タップリの料理や防腐剤を使った保存食を酒のアテにして、家飲みする人が多い。
開けたワインの味わいが今ひとつの時は、ボトル差ではなく月のせいだと考える。
レベル9:「ヴィンテージ・ワインの魅力に取憑かれる。」









厳しいタンニンを持つ葡萄だけでなく、赤白問わず、古びたヴィンテージのワインに執着する。
フレッシュ感あるワインを避けるようになり、「獣臭」や「ひねた香り」のするワインに舌鼓し。通ぶる。
「中でも大樽で長期熟成したワインが大好物」と言う割には、「バリック」によるものなのか、「大樽」によるものなのか、実は味わいの違いが判っていない。
手に入らないワインやヴィンテージは、海外のエノテカから直接空輸。
思いの外、梱包が綺麗なのに驚くが、開梱してエチケットが傷だらけで2度驚く。
レベル10:「一線を越える。」










もはや日本国内で飲み食いすることが耐えられず、頻繁に現地のレストランやカンティナに通いだす。
「タダ酒を飲みに来ては専門家ぶる」迷惑な一見さんとして、その名前を地元に轟かす。
それでも足繁く通うことにより、徐々に造り手達や地元レストランとうち解け、飲み手の経験値が上がり出す。
帰国後、日本のレストランやワイン屋からは、現地の情報屋として重宝がられるが、
相変わらずのエンゲル係数の高さが直らず、家族・親族からの評判は極めて悪い。
そのうち「自分でワインを造りたい」「酒屋をやりたい」「ワイン・バーを」という妄想に取憑かれる。
ただし、P/L、F/L、CSという言葉を聞いても醸造用語やワイン用語と思っている。
・・・・ さて、貴方は今、どのレベルだろうか?
尚、各レベルに「卒業」はなく、レベル間を往来したり、同時併発、場合によっては、「飛び級」をすることがある。
治療方法としては、クレジットカードの停止、親族によるお財布の管理、等物理的な隔離療法が効果的だが、絶え間ない嫁のお小言等、請求書の山を突きつけるなど、心因的治療も効果が認められる。
なにより対象者自身が現在、主としてどのレベルに所属しているのかを「自覚」する事こそ、周囲へ不幸が伝播することを最小限に抑えられる効果的な予防策である。
ほんと、自覚できてりゃ、苦労はないんだけどね。
追記:偶然にも、この記事をUPしたその週に発売された週間モーニングで、葉山さんが似たようなランキングをやっていました。 余りに同じタイミングなんで驚きましたが、流石は、葉山さん。最後は綺麗なオチを付けていました。
(Twitter用は140字制限あり、多少割愛しました)
お察しのとおり、全て自分が辿ってきた道でして ( ← Twitterではフォロワーから即座に同じツッコミ入りました!)、所謂、「あるあるネタ」として(もしくは深みに嵌る前の他山の石として)楽しんでいただければ幸いです。
思い当たる方とは、かなり仲良くなれそうです。
レベル1: 「バッカスは静かに忍び寄ってくる。」

漫画やドラマの「お洒落作品」に感化される。
レストランでのお食事の際、妙にワインに詳しい友人のスノッブな態度が少し鼻につくも、どこか憧れもする。
友人へ誘われるがまま、仲間同士のワイン会や公開セミナー等に顔を出すようになる。
この頃は、居酒屋やカラオケ屋のワインでも全く気にならない。
むしろビールやサワーではなくお洒落なワインを選んだ、自分を褒めて上げたい。
「ワインは翌朝残るんだよねぇ(二日酔い)」といい、通ぶる。
その根拠の多くは、ワインのアルコール度数が日本酒並に高い事を忘れ、
健康志向で日頃飲んでいるビールと同量のワインを飲んでしまった経験によるもの。
レベル2 :「とりあえず、ワインスクールへ通ってみる。」


多彩なワインをテイスティング。始めは貪欲に勉強するも次第に居酒屋感覚へ。
職場や友人達に、テイスティンググラスに僅かに注がれたワインを飲み「Ch.XXXXXのYY年飲んだ!」と言って、通ぶる。
ワインスクールでは何故かテーブル毎に業種同士で固まることが多く、航空関係、金融関係、飲食関係、等、固定化し交わることが少ない。
少ない男子は確かにモテるが、女子同士の微妙な関係に消耗させられ、ワインの味わいどころではない。
レベル3:「呼称資格認定を目指す。」



楽しむよりは覚える為にワインを飲む。覚える内容が増えるにつれ、目つきがおかしく、挙動不審に。
特徴の取りやすいソーヴィニョン・ブランをブラインドで当て、鬼の首を取ったかの如く賞賛を浴び、通ぶる。
勢いに乗じて、勉強会と賞する友人同士の飲み会でスケジュール帳がいっぱいに。
(レベル2 に観られた業種別グループの溝は、より顕著に見受けられる。)
前年度合格者が神に見え、やたらと「問題を出せ」とせがみ、ちょっとウザイ。
「バッカス」が「疫病神」へと変貌を遂げる時期。
因みに、ソムリエ資格者を「栓抜き」、ワインアドバイザーを「売り子」、ワインエキスパートを「カモ」、等と呼ぶと酷く怒られるので、注意が必要。
レベル4:「呼称資格認定合格後の凱旋。」




丸暗記した知識の裏付け期間。
「呼称資格認定」の試験勉強で得た知識を羅列して、通ぶる。
電話帳並の厚みがある教本から得た知識は、金科玉条の如し。
レストランやデパートのワイン売り場へと繰り出す、その勢いは「道場破り」そのもの。
特に、売り場での無料試飲における上から目線の発言には、喝采を贈りたい程である。
しかし売り子のオバチャンに上手く煽てられ、予算以上のワインを買わされていることに気が付かないお茶目な一面も。
既に「疫病神」は「貧乏神」と進化を遂げ、「予算」という概念をワインから取り払われている場合が多い。
かっこよく通ぶって買ったワインは、エチレンガスと脱臭剤が日夜戦いを繰り広げている
「冷蔵庫の野菜ボックス」という名の戦場送り。
レベル5:「趣向の細分化の始まり。」





主体的なワイン購入癖の初期段階であり、舌よりもお財布の大きさが決定要因時期。
まだ症状は軽度、引き返せる時期でもある。
5000円前後のブルゴーニュにやたら詳しい。(ワイナートやワイン王国の評価点にもやたら詳しい)
格付け3級以下のボルドーやクリュ・ブルジョワを飲みまくり「今、格付けの見直しが行われたら間違いなく●級に匹敵するな」とか言って、通ぶる。
更に、国産ワインやニュー・ワールドも触手を伸ばし始める頃。
「パリ事件」を引き合いに出し、ニュー・ワールドの「コストパフォーマンス」を語り、通ぶる。
しかし、そのC/Pの評価基準となるフランスワインへの想いは断ち切れず、少し卑屈に聞こえることもある。
ヤフオク・楽天オークションのチェックは欠かさない。
ワインセラーを買おうか、迷い始める頃。
レベル6:「情報過多期。」






舌よりも「目と耳(情報量)」でワインを味わう時期。(ワイン・マスコミによる餌食時代)
パーカー・ポイントに踊らされ、日々の食費を削り、グラン・ヴァンのお尻を追っかける。
同時にクレジットカード(借金)で数万単位のワインを買っても、気にならない「麻痺症状」が顕著に表れる。
この時期になるとシャンパーニュ熱も併発する可能性が高い。(感染時期は何故か12月に集中)
「シャンパーニュはコルク収縮を防ぐ為に立てて保存するもの」という強迫観念により、ペルチェ式ワインセラーを持ちながらも、コンプレッサー式冷蔵庫の飲料棚にコーラや牛乳パックと伴に保存。
レコルタンを通ぶって飲むが、「ブラン・ド・ブラン」と「ブラン・ド・ノワール」の違いをブラインドで言い当てるのは、正に丁半博打。(面白い程に裏目に出る)
レベル7:「ワインオタクの目覚め。(有名ワイン中心)」







ピンポイントで攻めたいエリアに嵌りだす。もしくは特定の品種へ執着する。
同時に、海外のワインガイドを原文で読み、造り手や評価を再度猛勉。
現地で修行されたシェフのいるレストランへと、何かの答えを求めるが如く頻繁に通い始める。
ネット酒屋のWEB文章やメルマガに踊らされるがまま、大量のグラン・クリュを抱え、通ぶる。
既に馴染みのレストランが数軒あり、渾身の1クリックで入手したワインを持ち込む先にも事欠かない。
ふと、友人の数よりも、手持ちのワインの本数が多い事に気が付き、こう呟く、
「ワインは人を裏切らない・・・」と。
レベル8:「ビオ&地場品種への目覚め。」








突如、「自然派病」に犯される。
発酵が止まらないワインや強烈な澱臭がするワインを「体にとって美味しいワイン」と妄信し、その味わいに満面の笑みを浮かべながら、通ぶる。
(本当に体の事を考えるなら、アルコールの摂取を止め、水を飲むべき)
聞いたことの無いようなマイナー品種への蘊蓄も忘れない。
愛飲するワインは体に優しくても、化学調味料タップリの料理や防腐剤を使った保存食を酒のアテにして、家飲みする人が多い。
開けたワインの味わいが今ひとつの時は、ボトル差ではなく月のせいだと考える。
レベル9:「ヴィンテージ・ワインの魅力に取憑かれる。」









厳しいタンニンを持つ葡萄だけでなく、赤白問わず、古びたヴィンテージのワインに執着する。
フレッシュ感あるワインを避けるようになり、「獣臭」や「ひねた香り」のするワインに舌鼓し。通ぶる。
「中でも大樽で長期熟成したワインが大好物」と言う割には、「バリック」によるものなのか、「大樽」によるものなのか、実は味わいの違いが判っていない。
手に入らないワインやヴィンテージは、海外のエノテカから直接空輸。
思いの外、梱包が綺麗なのに驚くが、開梱してエチケットが傷だらけで2度驚く。
レベル10:「一線を越える。」










もはや日本国内で飲み食いすることが耐えられず、頻繁に現地のレストランやカンティナに通いだす。
「タダ酒を飲みに来ては専門家ぶる」迷惑な一見さんとして、その名前を地元に轟かす。
それでも足繁く通うことにより、徐々に造り手達や地元レストランとうち解け、飲み手の経験値が上がり出す。
帰国後、日本のレストランやワイン屋からは、現地の情報屋として重宝がられるが、
相変わらずのエンゲル係数の高さが直らず、家族・親族からの評判は極めて悪い。
そのうち「自分でワインを造りたい」「酒屋をやりたい」「ワイン・バーを」という妄想に取憑かれる。
ただし、P/L、F/L、CSという言葉を聞いても醸造用語やワイン用語と思っている。
・・・・ さて、貴方は今、どのレベルだろうか?
尚、各レベルに「卒業」はなく、レベル間を往来したり、同時併発、場合によっては、「飛び級」をすることがある。
治療方法としては、クレジットカードの停止、親族によるお財布の管理、等物理的な隔離療法が効果的だが、絶え間ない嫁のお小言等、請求書の山を突きつけるなど、心因的治療も効果が認められる。
なにより対象者自身が現在、主としてどのレベルに所属しているのかを「自覚」する事こそ、周囲へ不幸が伝播することを最小限に抑えられる効果的な予防策である。
ほんと、自覚できてりゃ、苦労はないんだけどね。
追記:偶然にも、この記事をUPしたその週に発売された週間モーニングで、葉山さんが似たようなランキングをやっていました。 余りに同じタイミングなんで驚きましたが、流石は、葉山さん。最後は綺麗なオチを付けていました。




HNが違ってたので、気付きませんでした(^^ゞ
σ(・ェ・) は、今ここです↓
レベル9:「ヴィンテージ・ワインの魅力に取憑かれる。」
かなり重度のようです・・・。
ビアンコやドルチェですら追瓶熟してるくらいですし・・・(^^ゞ