ブログ全くと言っていいほど更新出来て折らず、
ご訪問頂いております皆様には大変申し訳なく思って折る次第です。

これまでの人生で、ある一定期間「死ぬほど働いた」時期というのは何度となくありましたが、
本当にこれ以上行ったら死ぬ事を自覚しながら働いている経験はありませんでした。
4日間で睡眠時間6時間。
3月以降からこんな生活がずーっと続いておる次第です。
今まで着ていたスーツも一回り大きくなりました。
まあ、本当に死んじゃったら、我が家の秘蔵ワインは全て嫁のモノとなりますし、
先週は嫁を連れて僕のワインを保管している倉庫にも行きました。(荷物の引取り方、覚えて頂きました)
これで心おきなくポックリ逝ける、というものです。

さて、ではどんな仕事をしているのか?ということですが、
実はこれ、今後皆様の生活に大きく影響を及ぼすかも知れない、
大変面白い取組を行っています。

リーマンショック以降、100年に一度の不況と呼ばれて久しいですが、
じゃ、その不況のあとに何か来るのか? なにが変わるのか?
今の仕事を通して、僕なりにかなり具体的なビジョンが見えてきました。

コンプライアンス上、具体的なことは書けませんが、
簡単に言うと今取り組んでいるプロジェクトは、「モノの買い方の常識を変える仕事」と言えるかもしれません。

皆さん、個人や企業がモノを買う場合、同じサービスなら同じ値段であるべき、とどこか信じ込んでいる部分がありませんか?
例えば、年商1億円の企業と1000億円の企業がモノを買う際の単価が同じである、とはさすがに思わないでしょう。
ましてやこれが地方自治体や国ならばどうか?
物の値段は購入時の量やスケールによって変動するのは、至極当たり前のことです。
国や市区町村の場合、血税を預かる手前、
最も安値を取るために「電子調達システム」等を使い、透明性を担保した競争入札を行っています。
業者は赤字覚悟で「国」の名前を取りに行くため、次々安い値段を指していくわけです。
この仕組、このモノの買い方を中小企業にも提供しよう、というビジネスを行っています。
もし知人の中にお国にお勤めの方がいらしたら、1枚あたりのコピー機のカウンター料金を、聞いてみて下さい。
恐らく怒りを覚えると思います。
また、契約上色々な縛りがあると思いますが、仮にモノクロ1枚@4円以上の事業所様があった場合、
ご愁傷様、死刑判決です。

これの怖いところは、単純にモノの購入価格を下げるだけでなく、
現材料や、雇用に至るまで応用が可能であるとうことです。
「ここに○○○という条件を満たして欲しい仕事があります。貴方ならこの仕事、幾らで受けてくれますか?」
という要件をインターネット上で短時間の間で競わせ合う、という仕組です。

品目にもよりますが、事実、従来の合い見積もりではえられなかった単価を複数年にわたり獲得できています。
が、その条件づけ、定義づけ、サプライヤの審査が、全てオーダーメイドなため
また不況という追い風のもと、多くのクラアント様のお手伝いをさせて頂き、
莫大な工数を喰われているわけです。
おかげでこの数ヶ月で、恐ろしいまでの各業態におけるコスト構造を勉強させていただきました。

賃金や人を切るよりは、まずモノを買うコストを切り下げるのが経営者としての品格であり、義務でしょう。
年商100億円規模の会社様クラスでも、業界最大手並の購買価格を入手する方法は間違いなくあります。
もし興味を持たれた経営者様がいらっしゃれば、
私のブログを訪問いただいた、何かのご縁ですので、メールにてご連絡頂ければ
ご相談に乗らせていただくことも吝かでは御座いません。

世はまさにコストダウンの嵐。
一日でも早くコストダウンを行えば、その分P/Lも改善されます。
どんなに喚こうが、マクロ経済的視点に立つと、あと10年は日本経済が良くなることはないでしょう。
日本の人口統計図を見れば、お先真っ暗ですね。
デフレであるが故のチャンス、というものが今、目の前にあります。

※国立社会保障・人口問題研究所と言う厚生労働省に設置された研究機関のサイトに、「日本の人口ビラミッドの推移」に関するシミュレーションがありますので、一度ご覧になることをお薦めします。
日本の未来について、下手なホラーよりも恐怖を感じます。