2009年度上半期イタリアワイン・ベスト・バイ ( By よっさん )
今年に入り過労により体調を崩し気味で体重も減り、あまり本数を飲んでいないと思ったら…
過去の記事や飲み会の記録を紐解くと、結構いろんなところでチョコチョコ飲んでいることに気がつきました。
さて、以前お伝えしたように「ベスト・バイ」を、今年度の上半期ワインとして数点セレクトさせて頂きました。
「ベスト・バイ」ですから、基本的に「買える」ことが前提。
いまならネットで検索すればギリギリ間に合うかもしれません!!
夏に向け、白ワインが中心となってしまいましたが、ベスト・テン形式でご紹介します。
今年に入り過労により体調を崩し気味で体重も減り、あまり本数を飲んでいないと思ったら…
過去の記事や飲み会の記録を紐解くと、結構いろんなところでチョコチョコ飲んでいることに気がつきました。
さて、以前お伝えしたように「ベスト・バイ」を、今年度の上半期ワインとして数点セレクトさせて頂きました。
「ベスト・バイ」ですから、基本的に「買える」ことが前提。
いまならネットで検索すればギリギリ間に合うかもしれません!!
夏に向け、白ワインが中心となってしまいましたが、ベスト・テン形式でご紹介します。
≪第10位≫
Colli Tortonesi Ronchetto - 2006 - Paolo Poggio /コッリ・トルトネージ・ロンケット2006 ( パオロ・ポッジョ )
昨年より我が家の夏の定番となりつつあるワインです。
実をいうと、同じティモラッソ種のワインということで、La Colomberaの( ラ・コロンベーラ )の
「 Colli Tortonesi Timarosso 2006 ( コッリ・トルトネージ・ティモラッソ )」と最後の最後まで悩み抜きました。
スケール感ではラ・コロンベーラが圧倒していますが、
コスト・パフォーマンスではパオロ・ポッジョでした。
3,000円以下で買える上、フレッシュ感のあるドライな白ワインとしては、最強クラスだと思います。
これから蒸し暑い季節を迎えるにあたり、数本セラーにストックしておくのにお薦めです。
ティモラッソというピエモンテ州固有の地場品種ですが、このワインにはシャルドネィに似たニュアンスがあります。
(最近ではロエロ・アルネイスもシャルドネィ風に仕上がっているものも多く、
なにをもってシャルドネィぽいというのかも怪しくなっていますが、)
綺麗な味わいで、愛想のよい、なかなか「ハンサム」な白ワインです。
≪第9位≫
Langhe Chardonnay Buschet 2006 - Moccagatta / シャルドネ・ブスケット ( モッカガッタ )
ランゲ地区のシャルドネィの特徴と言えば、テロワール特有のライムストーンの香りと
バリックの香りに負けないボリューム感ですね。
このモッカガッタのシャルドネィは、アルド・コンテルノのブッシア・ドールには些か及ばないまでも
ダイナミックなスケールを感じさせる素晴らしいワインでした。
コスト・パフォーマンスを考えれば、大変な満足感があります。
2006年というビッグ・ヴィンテージだからこそ、これだけスケール感があったのでしょうか?
まだ買えることが前提のランキングなのに、このワインはネットショップでは、ちょっと見つかりませんでした。
でも、レストランのワインリストにあったら、迷わず選んで頂きたい1本です。
≪第8位≫
Tocai Friulano 2006 - EDI KEBER / トカイ・フリウラーノ ( エディ・ケーベル )
この造り手の、このヴィンテージが日本で飲めるということは、本当に凄いことなのですよ。
ピエモンテ州で言えば、「ジョバンニ・カノニカ」や「アッコマッソ」の名前にバローロ・ファンが熱狂するかのごとく
フリウリ州のCormons(コルモンス)においては、「フランコ・トロス」や「ドロ・プリンチッチ」以上に
知る人ぞ知る優れた造り手なのです。
トカイ・フリウラーノ種固有のオイリーさと、Collio特有のテロワールが持つ「塩味を感じるミネラル」を充分に堪能できます。
手塩に掛けた畑で獲れた葡萄の力のみを信じ造った、神々しいまでの透明感溢れる白ワイン。
≪第7位≫
Barolo Rocche 1998 - Vietti / バローロ・ロッケ ( ヴィエッティ )
蔵元で買ったワインをアッラ・バーバに持ち込んで飲みましたが、
何度飲んでも「モダン」「伝統派」の枠を超えた、素晴らしさを感じさせてくれる素晴らしいワインです。
今なら更に凝縮感のありパワフルなヴィンテージである1999を、日本で買えるというのは驚きを隠せません。
間違いなく、今まとめ買いしておいて損のない、将来的な価値も望めるバローロです。
しかもセブンイレブンのネット通販で買えるというのだから、2度驚きです。
≪第6位≫
Noblesse Brut Metodo Classico - Benanti / ノブレッセ・ブルット・メトード・クラッシコ ( ベナンティ )
ラシーヌのワイン会の記事では充分に、その素晴らしさを語ることができませんでし
た。
南に位置するシチリアで、このクラスのスプマンテが造れてしまったこと自体、
イタリアワイン界の常識を覆す歴史的大事件であると思います。
正に「晴天の霹靂」。
カッリカンテ種という地葡萄が持つポテンシャルの高さを、スプマンテという形で見事に表現しています。
アペリティフからデザートワインまでいけてしまう、万能選手型。
イタリア国内では、小売35ユーロ前後で売買されているようですから、為替や流通コストを考慮すると、
日本なら8,000円前後でしょうか?
もしも5,000円台後半の値付けがされれば、誰も BELLAVISTA の SATEN を買わなくなると思います。
一定レベル以上の上質な泡物を飲んできたスキルと、
穏やかで自然な泡立ちや、旨味へと変化した酸味を評価できる、泡マニア向き。
あとはラシーヌの倉庫からリリースされるのを待つだけ? (ラシーヌさんに少しプレッシャーかけてます(笑))
≪第5位≫
Sylvaner 2007 - Kofererhof / シルヴァーナ ( コフェレルホーフ )
これは以前書いた記事のとおり。
本当に素晴らしいワインです。
≪第4位≫
VERDUZZO 2004 - BRESSAN / ヴェルドゥッツォ ( ブレッサン )
ごめんなさい、これももう買えないかもしれませんが、
あまりに素晴らしすぎたので、ご紹介します。(写真は2006年です)
甘口用品種「 Verduzzo Friulano ( ヴェルドゥッツォ・フリウラーノ )」で造った辛口白ワイン。
稀少な在庫を酒喜屋の大ちゃんから分けて頂きました。
元来ラマンドーロを造る品種で有名ですが、世界的にデザートワイン市場が縮小の一途を辿っている中で
甘口ワインの老舗カンティナが新たな収益源を求め、辛口ワインへと転用が計られているケースが多いようです。
こうした辛口ワイン製造への業態変化は、フリウリにおいては顕著な傾向となってきており、
レ・デュエ・テッレが嘗て「インプリチート」というピコリット種100%の辛口白ワインを造り注目を浴びたこともあります。
複雑性に富んだ印象を与えるヴェルドゥッツォ100%のこのワインは、信じられない程の重厚感があり、
下手な赤ワインを飲んだ後では、到底太刀打ちできません。
セコンド・ピアットに合わせるメインの1本として、充分役目を果たします。
甘くソースの豚肉料理にはベストマッチでしょう。(できれば次回は北京ダックに合わせてみたい)
大ちゃん情報によれば、残念ながら、次回入荷は値段が上がる可能性が高いようです。
≪第3位≫
Barbera d'Alba Gabtti 2000 - Cappellano / バルベーラ・ダルバ・ガブッティ( カッペラーノ )
その柔らかさは「奇跡」そのものです。
たとえるなら、ジャコモ・コンテルノのバルベーラは、
セッラルンガの畑の光景をテロワールごとそのままボトルの中に閉じこめたような、
まるでアルフレッド・シスレーが描いた、自然の原風景を切り取ったような写実的な風景画であるのに対し、
カッペラーノのバルベーラは、淡く柔らかな光と空気をまとう女性を描いた、モネの『散歩、日傘をさす女』のようです。
バルベーラ特有の酸とタニックが見事なまでに丸くとけこんで、舌が空気をまとっているかのようです。
是非ブルゴーニュグラスで飲んで頂きたいワイン。
色が濃くタンニンの厳しいことで知られるセッラルンガのテロワールですが、
ボーイズ登場以前に語られていたセッラルンガのテロワールとは、
重心は低いが、透明感があってエレガントな味わいのバローロを指していたのでは? と再考させる1本。
≪第2位≫
Dolcetto di Dogliani Papa Celso 2006 - Enrico e Marziano Abbona
/ ドルチェット・ディ・ドリアーニ・パパチェルソ ( マルツィアーノ・エ・エンリコ・アボナ )
Giuseppe Caviola氏の造った魔法の一本。
とても自然で伸びやかなドルチェット。
「ドルチェット=安酒、早飲み」の固定概念を覆す、大変なスケール感のあるワインです。
そして、ゴリゴリ濃く造って樽化けさせた、厚化粧なワインではありません。
恐らくステンレスタンクで丁寧に温度管理をされて、造ったのではないでしょうか?
とても綺麗な味わいで、華やかさのあるワインです。
欧米では既に07ヴィンテージも出始めているようですが、
ビッグ・ヴィンテージである2006は、数本買って寝かしておきたい素晴らしい完成度を持っています。
ブルゴーニュグラスで飲んでも充分にグラスの格に見合う味わいがありますが、
もとともドチェットは気兼ねのないワインですので、グラスの形状よりも飲む温度が適切ならOKでしょう。
ピクニック用にも最高です。
あと揚げ物との相性も良い。
「まい泉のカツサンド」とのマリアージュ、お薦めです!
≪第1位≫
Breg Anfora Bianco 2001 - Gravner / ブレッグ・アンフォラ・ビアンコ( グラヴネル )
やはり凄すぎました。
アンフォラならではの柔らかさや、強烈なまでの葡萄の凝縮感からくる圧倒的スケール感。
自然派のゴリツィアの造り手の中では、品質も存在価値も突出しています。
今日本に入ってきている2003は、「ボリューム」「複雑性」とも大変レベルが高く
「レゼルヴァ」を名乗ってもおかしくないと思いますが、
この2001は酸の通り方が実に美しく、全体的なバランスの良さからもパーフェクトに近い出来映えだと思います。
ゴリツィア自然派の造り手達の白ワインが持つ特有の香りである「オレンジピールのようなアロマ」が、
8年経っても全く失われていません。
「癒し」の女神と「官能」の神が、グラスの中で共存しています。
本当に、言葉は不要です。
個人的な心情もありますが、上半期僕が出会った中で最も輝きを放ったワインでした。
食道から胃へとスーッと垂直へ流れていく感覚は、
ブレッグ特有のものであることをミカが教えてくれました。
≪特別賞として「ベスト醸造家賞」≫
L'Enologo dell'Anno primo semestre del 2009
Miha Gravner / ミカ・グラヴネル(ミハ・グラヴナー)
miha forever...
Colli Tortonesi Ronchetto - 2006 - Paolo Poggio /コッリ・トルトネージ・ロンケット2006 ( パオロ・ポッジョ )
昨年より我が家の夏の定番となりつつあるワインです。
実をいうと、同じティモラッソ種のワインということで、La Colomberaの( ラ・コロンベーラ )の
「 Colli Tortonesi Timarosso 2006 ( コッリ・トルトネージ・ティモラッソ )」と最後の最後まで悩み抜きました。
スケール感ではラ・コロンベーラが圧倒していますが、
コスト・パフォーマンスではパオロ・ポッジョでした。
3,000円以下で買える上、フレッシュ感のあるドライな白ワインとしては、最強クラスだと思います。
これから蒸し暑い季節を迎えるにあたり、数本セラーにストックしておくのにお薦めです。
ティモラッソというピエモンテ州固有の地場品種ですが、このワインにはシャルドネィに似たニュアンスがあります。
(最近ではロエロ・アルネイスもシャルドネィ風に仕上がっているものも多く、
なにをもってシャルドネィぽいというのかも怪しくなっていますが、)
綺麗な味わいで、愛想のよい、なかなか「ハンサム」な白ワインです。
≪第9位≫
Langhe Chardonnay Buschet 2006 - Moccagatta / シャルドネ・ブスケット ( モッカガッタ )
バリックの香りに負けないボリューム感ですね。
このモッカガッタのシャルドネィは、アルド・コンテルノのブッシア・ドールには些か及ばないまでも
ダイナミックなスケールを感じさせる素晴らしいワインでした。
コスト・パフォーマンスを考えれば、大変な満足感があります。
2006年というビッグ・ヴィンテージだからこそ、これだけスケール感があったのでしょうか?
まだ買えることが前提のランキングなのに、このワインはネットショップでは、ちょっと見つかりませんでした。
でも、レストランのワインリストにあったら、迷わず選んで頂きたい1本です。
≪第8位≫
Tocai Friulano 2006 - EDI KEBER / トカイ・フリウラーノ ( エディ・ケーベル )
この造り手の、このヴィンテージが日本で飲めるということは、本当に凄いことなのですよ。
ピエモンテ州で言えば、「ジョバンニ・カノニカ」や「アッコマッソ」の名前にバローロ・ファンが熱狂するかのごとく
フリウリ州のCormons(コルモンス)においては、「フランコ・トロス」や「ドロ・プリンチッチ」以上に
知る人ぞ知る優れた造り手なのです。
トカイ・フリウラーノ種固有のオイリーさと、Collio特有のテロワールが持つ「塩味を感じるミネラル」を充分に堪能できます。
手塩に掛けた畑で獲れた葡萄の力のみを信じ造った、神々しいまでの透明感溢れる白ワイン。
≪第7位≫
Barolo Rocche 1998 - Vietti / バローロ・ロッケ ( ヴィエッティ )
何度飲んでも「モダン」「伝統派」の枠を超えた、素晴らしさを感じさせてくれる素晴らしいワインです。
今なら更に凝縮感のありパワフルなヴィンテージである1999を、日本で買えるというのは驚きを隠せません。
間違いなく、今まとめ買いしておいて損のない、将来的な価値も望めるバローロです。
しかもセブンイレブンのネット通販で買えるというのだから、2度驚きです。
≪第6位≫
Noblesse Brut Metodo Classico - Benanti / ノブレッセ・ブルット・メトード・クラッシコ ( ベナンティ )
ラシーヌのワイン会の記事では充分に、その素晴らしさを語ることができませんでし
た。
南に位置するシチリアで、このクラスのスプマンテが造れてしまったこと自体、
イタリアワイン界の常識を覆す歴史的大事件であると思います。
正に「晴天の霹靂」。
カッリカンテ種という地葡萄が持つポテンシャルの高さを、スプマンテという形で見事に表現しています。
アペリティフからデザートワインまでいけてしまう、万能選手型。
イタリア国内では、小売35ユーロ前後で売買されているようですから、為替や流通コストを考慮すると、
日本なら8,000円前後でしょうか?
もしも5,000円台後半の値付けがされれば、誰も BELLAVISTA の SATEN を買わなくなると思います。
一定レベル以上の上質な泡物を飲んできたスキルと、
穏やかで自然な泡立ちや、旨味へと変化した酸味を評価できる、泡マニア向き。
あとはラシーヌの倉庫からリリースされるのを待つだけ? (ラシーヌさんに少しプレッシャーかけてます(笑))
≪第5位≫
Sylvaner 2007 - Kofererhof / シルヴァーナ ( コフェレルホーフ )
これは以前書いた記事のとおり。
本当に素晴らしいワインです。
≪第4位≫
VERDUZZO 2004 - BRESSAN / ヴェルドゥッツォ ( ブレッサン )
あまりに素晴らしすぎたので、ご紹介します。(写真は2006年です)
甘口用品種「 Verduzzo Friulano ( ヴェルドゥッツォ・フリウラーノ )」で造った辛口白ワイン。
稀少な在庫を酒喜屋の大ちゃんから分けて頂きました。
元来ラマンドーロを造る品種で有名ですが、世界的にデザートワイン市場が縮小の一途を辿っている中で
甘口ワインの老舗カンティナが新たな収益源を求め、辛口ワインへと転用が計られているケースが多いようです。
こうした辛口ワイン製造への業態変化は、フリウリにおいては顕著な傾向となってきており、
レ・デュエ・テッレが嘗て「インプリチート」というピコリット種100%の辛口白ワインを造り注目を浴びたこともあります。
複雑性に富んだ印象を与えるヴェルドゥッツォ100%のこのワインは、信じられない程の重厚感があり、
下手な赤ワインを飲んだ後では、到底太刀打ちできません。
セコンド・ピアットに合わせるメインの1本として、充分役目を果たします。
甘くソースの豚肉料理にはベストマッチでしょう。(できれば次回は北京ダックに合わせてみたい)
大ちゃん情報によれば、残念ながら、次回入荷は値段が上がる可能性が高いようです。
≪第3位≫
Barbera d'Alba Gabtti 2000 - Cappellano / バルベーラ・ダルバ・ガブッティ( カッペラーノ )
たとえるなら、ジャコモ・コンテルノのバルベーラは、
セッラルンガの畑の光景をテロワールごとそのままボトルの中に閉じこめたような、
まるでアルフレッド・シスレーが描いた、自然の原風景を切り取ったような写実的な風景画であるのに対し、
カッペラーノのバルベーラは、淡く柔らかな光と空気をまとう女性を描いた、モネの『散歩、日傘をさす女』のようです。
バルベーラ特有の酸とタニックが見事なまでに丸くとけこんで、舌が空気をまとっているかのようです。
是非ブルゴーニュグラスで飲んで頂きたいワイン。
色が濃くタンニンの厳しいことで知られるセッラルンガのテロワールですが、
ボーイズ登場以前に語られていたセッラルンガのテロワールとは、
重心は低いが、透明感があってエレガントな味わいのバローロを指していたのでは? と再考させる1本。
≪第2位≫
Dolcetto di Dogliani Papa Celso 2006 - Enrico e Marziano Abbona
/ ドルチェット・ディ・ドリアーニ・パパチェルソ ( マルツィアーノ・エ・エンリコ・アボナ )
とても自然で伸びやかなドルチェット。
「ドルチェット=安酒、早飲み」の固定概念を覆す、大変なスケール感のあるワインです。
そして、ゴリゴリ濃く造って樽化けさせた、厚化粧なワインではありません。
恐らくステンレスタンクで丁寧に温度管理をされて、造ったのではないでしょうか?
とても綺麗な味わいで、華やかさのあるワインです。
欧米では既に07ヴィンテージも出始めているようですが、
ビッグ・ヴィンテージである2006は、数本買って寝かしておきたい素晴らしい完成度を持っています。
ブルゴーニュグラスで飲んでも充分にグラスの格に見合う味わいがありますが、
もとともドチェットは気兼ねのないワインですので、グラスの形状よりも飲む温度が適切ならOKでしょう。
ピクニック用にも最高です。
あと揚げ物との相性も良い。
「まい泉のカツサンド」とのマリアージュ、お薦めです!
≪第1位≫
Breg Anfora Bianco 2001 - Gravner / ブレッグ・アンフォラ・ビアンコ( グラヴネル )
アンフォラならではの柔らかさや、強烈なまでの葡萄の凝縮感からくる圧倒的スケール感。
自然派のゴリツィアの造り手の中では、品質も存在価値も突出しています。
今日本に入ってきている2003は、「ボリューム」「複雑性」とも大変レベルが高く
「レゼルヴァ」を名乗ってもおかしくないと思いますが、
この2001は酸の通り方が実に美しく、全体的なバランスの良さからもパーフェクトに近い出来映えだと思います。
ゴリツィア自然派の造り手達の白ワインが持つ特有の香りである「オレンジピールのようなアロマ」が、
8年経っても全く失われていません。
「癒し」の女神と「官能」の神が、グラスの中で共存しています。
本当に、言葉は不要です。
個人的な心情もありますが、上半期僕が出会った中で最も輝きを放ったワインでした。
食道から胃へとスーッと垂直へ流れていく感覚は、
ブレッグ特有のものであることをミカが教えてくれました。
≪特別賞として「ベスト醸造家賞」≫
L'Enologo dell'Anno primo semestre del 2009
Miha Gravner / ミカ・グラヴネル(ミハ・グラヴナー)
miha forever...