よっさんの『心のワイン』

嗚呼、麗しきかな。
悠久なる白ワインの聖地『コッリオ』よ。
ワインの王を生み出す煌星の如き銘醸地『ランゲ』よ。

このブログは、生産者・インポーターさん・レストランさんを
「飲み手」の立場から支援したい想いで書いています。

(画像・文章・内容に関わる一切の転載のを禁じます。) 

シチリアワイン

シチリアの素敵なワイン ( オッキピンティ )

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Il Frappato 2005 - Occhipinti ( イル・フラッパート / オッキピンティ(オキピンティ) )

オッキピンティ01

今年最後となるワインで、こんなに素晴らしいシチリアワインに巡り会えたとは。
アリアンナ・オッキピンティさんは、現在26才という女性の造り手。
若き天才出現というべきでしょうか。もしくはアイドル出現かな?

フラッパート種というシチリアの地葡萄にエネルギーを注ぎ、
また、ラディコンやグラヴネルのように開放発酵槽を用いる造り手なのだそうです。

ワインは、色も香りもラズベリーそのもの。
この味わいで3000円台後半というのは、俄に信じられません。
外観は透明感ある淡いルビー色。
優しい舌触り。
アルベルゴ仕立てされた海抜270mの畑で造られた葡萄は、凝縮感や複雑性があり、よくあるアルコール感だけが高いシチリアワインとは一線を画しており、上質なピノ・ノワールを思わせるエレガンスがあります。
更に5年くらい置いておいた後ならば、後半に出てくる苦みは絶妙のアクセントになっているのでしょうね。

余りのすばらしさに、特例的に先のベストバイに加えることをお許し下さい。(順位は後日確認くださいね。)
恐らく10年後には、シチリアを代表する偉大な造り手として名を馳せる造り手になることは間違いないでしょう。

ニュー・シネマ・パラダイス
さて、年の瀬は、この名画で泣き納めです。(駄目。もう、音楽聴いただけでスイッチ入っちゃう・・・。)
ニュー・シネマ・パラダイス。
奇しくもシチリアが舞台だったとは。
泣きポイント満載の映画ですが、僕が一番好きなのはトトが旅立つ駅のシーン。
アルフレードがトトへ抱き寄せ語りかける台詞を聞く度に、ジーンと来てしまいます。
僕が親になれたら同じことを、言ってあげられるかな?

ワインも映画も、人に幸せを伝える本質的なテーマや価値観というものは、時代が変っても大きくブレることはない、ということでしょうか。

今年一年色々なワインを飲みましたが、来年も懲りずに素晴らしいワインとの出会いを求めて行きたいと思います。
世界にはまだ飲むべきワインが星の数程あります。
読者の皆様もよい正月をお過ごし下さい。

Il Cantante & Salvo Foti 〜 サルヴォ・フォーティ氏とともに “イル・カンタンテ” 食事会

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シチリアワイン_サルヴォ・フォーティ16

ラシーヌ主催の『サルヴォ・フォーティ氏とともに≪イル・カンタンテ≫ 食事会のご案内』に行ってきました。
30名程のコンパクトな会で、エスプレッソ誌で活躍する宮嶋勲氏による通訳も名調子。
大変小気味よくサルヴォ氏の言葉を訳して頂いたおかげで、
自身の目指すワイン観を、耳(知識)と舌(感覚)とで理解を深める事ができました。

シチリアワイン_サルヴォ・フォーティ12

いずれテーブルにも、どこかのワイン会で見たことある顔がチラホラ。
中にはイタリアワインと心中してもよいと覚悟を決めている方々も少なからず座っており、
熱心にサルヴォ氏の話に耳を傾けていました。

もちろん、グラディスカの料理もワインに大いに華を添えていました。
通常はワインが料理に華を添えるものですが、この日はワインの個性を引き立たすかのように、
味付けや下ごしらえへの配慮が随所に感じられました。

そして、さすがは、ラシーヌ。準備が実に丁寧です。
テーブル毎にラシーヌのメンバーが着き場の雰囲気を盛り上げただけでなく、
サルヴォ氏の造るワインの特徴や哲学についてより理解が深まるようにと、
参加者一人一人に詳細な資料が配布されました。
(※現在、当該資料はラシーヌのオフィシャル・サイトにアップされております。)
合間をみては合田さん自ら各テーブルを廻り解説を加えるなど、まさに至れり尽くせりの対応でした。

さて、造り手やワインの背景については、今回参加された酒販業の方や愛好家の方々が、
より詳細に発信されるのではないか思いますので、僕のブログでは、
この日忍ばせていたICに録音した音声(通訳)を、そのままテキスト化した状態で載せたいと思います。
その方が、サルヴォ氏本人が発せられた生の言葉のニュアンスや人柄、
また当日のワイン会の様子が、読者の皆様にダイレクトに伝わり易いでしょう。

ブログのタイトルにもあるように、僕は日本のワインラヴァー同士が互いに良いトスを上げながら、
現地の生産者やワインに携わり生活をしている方々を支えることが出来たら、どれ程素晴らしいことかと、
実に荒唐無稽な理想を描いております。

偶然にも僕の書いた記事を誰かが読んだくれた事がきっかけで、
サルヴォ氏の造ったワインを購入して飲んで頂ければ、正にワイン・ブロガー冥利に尽きるというものです。

言葉の癖、略語、口語による助詞の揺れ等は修正しております。
一部ノイズで聞き取りにくい部分が御座いますので予めご了承ください。(後日、誤植修正をする場合があります。)

サルヴォ・フォーティ オフィシャルサイト
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